2009年11月17日

第1話:「やけどの治療」

1歳女児。6月20日、おみそ汁を手にかけてひっくり返し、
顔から左肩、左前胸部、右肘、左肘(少範囲)、右腹部(少範囲) にやけどを受傷。

木更津市内にある某総合病院の形成外科を受診。
そこでの治療は、「やけどの消毒」とポリウレタンフォーム・ドレッシング材を使った「湿潤療法」であった。

しかし、母親が毎回行われる「やけどの消毒」 (消毒の時にあばれて泣きわめいて大変だったとの事です。)に対して、ショックで不安になり、インターネット検索で当医院での治療を知り、6月27日、当院受診となる。

ポリウレタンフォーム・ドレッシング材:湿潤療法に使用する被覆材。

【6/27初診時、曽川診断】

当院に入った途端に泣きじゃくっている。
(相当、こわくて痛い思いを今までしたのでしょう。)

顔・左前胸部・左肘・右腹部は、2度のやけどで若干の治癒傾向を認め、
左肩・右肘部は一部に3度のやけどを認めた。

某総合病院の治療は、水疱膜は除去されずに、その上からポリウレタンフォーム・ドレッシング材がやけどに貼られていた。


6月27日:左肩  6月27日:左肩
6月27日:右肘   6月27日:右肘




【当院の治療】

まず、お母さんに「消毒はしません。」とお話。
お母さんにも協力していただき、やけどの水疱膜を除去しました。
(痛みはないはずだけど、泣きじゃくってしまいました。ゴメンね。)

水疱膜は湿潤療法 の際、感染源になることが多いので除去が必要です。
ポリウレタンフォーム・ドレッシング材をやけどに貼りました。
また、顔のやけどには被覆材が貼れそうもないので、ワセリンをうすく塗るように
お母さんにお願いをし、同時に入浴も促しました。

その後、1〜2回/週間程度、来院していただき被覆材+ワセリンで治療を続けました。
来院を重ねるごとに笑顔が見られてきてホッとしました。
7月14日:左肩   7月14日:左肩

7月14日:右肘   7月14日:右肘


約2週間でここまで、キレイに治っています。 お母さんも満足して頂いております。

私は形成外科の専門医(=熱傷専門医)ではありません。
しかし、消毒をせず、湿潤療法 でここまで治ります。
何も私が特別ではなくて、ただ人間の体の自然治癒力を利用しているだけです。

某総合病院の形成外科は、湿潤療法 までは良かったのですが消毒という行為がいけなかった。

あえて、繰り返しますが、傷に消毒は不必要ですし、
もちろんのこと「やけど」にも消毒はいりません。


消毒は痛いだけで何も得るものはありません!!!!!
posted by そがわ医院 at 15:46| やけどの治療

2009年11月16日

ホームページをリニューアルいたしました。

千葉県君津市への新医院開院にともない、ホームページもリニューアルいたしました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
posted by そがわ医院 at 15:35| インフォメーション